非公開メモ(公開中)

生産性って、誰のためにあるんだっけ

「もっと生産性を上げましょう」
職場でも社会でも、そんな言葉を聞くたびに、うっすら冷める。


生産性が上がって得をするのは、たいてい経営者だ。
労働者の賃金は、そう簡単には上がらない。
頑張っても、効率よくやっても、評価されるのは一瞬。
そのあとには、“もっとやって当然”の空気が残るだけ。


誰にも邪魔されず、
ただ無心で手を動かせるときだけ、
自分の中の生産性が少しだけ高まる。
でもそれって、たぶん「生産性」とは違う。
ただ“集中してる”だけだ。


生産性が高くても、低くても、給与は変わらない。
むしろ、頑張りすぎる人を見てると、
「それ、あなたのためになってる?」って思うことすらある。


もちろん、無駄だらけの仕事にはイライラする。
忘れ物、探し物、伝達ミス。
効率よく回せるはずのところで、毎日同じように足を取られる。

でもそれすら、誰かが管理したり調整したりしない限り、
改善されることはない。


生産性の正体は、たぶん──
剰余価値の最大化だ。
経営者がより多くを得るために、現場の労働者が削られる構造。


だから、生産性がどうとか言われても、
こっちは「はいはい」って聞き流して、
今日もほどほどに働く。


評価されなくてもいい。
怒られない程度にやって、
ちゃんと帰って、静かに暮らせたらそれでいい。

──副業向いてない男

ABOUT ME
副業向いてない男
家族のために働いている人間です。 本当は人と関わるのが苦手です。 でも子どもは食わせなきゃいけないし、 少しでも生活をラクにしたくて、副業ブログを始めました。 やる気はないけど、やらないといけない。 そんな気持ちで、ここに静かに記録を残していきます。 ──副業向いてない男