家計管理って、最初はただ数字の羅列を並べる作業に感じた。
でも、実際にやってみると、それだけじゃない。
まず、家計簿をつけ始めたきっかけは、妻が理解しやすいようにシンプルにしないといけなかったから。
必要なもの、必要でないものを明確にして、最小限に減らす。
それでも「何に使ったのか」を振り返るための管理は必要だな、と。
でも数字だけじゃ、その裏に隠れているお互いの価値観が見えないんだよね。
例えば、私が節約を意識して無駄を省こうと思っても、妻は「これが必要だから」と言っている。
それが家計にとって無駄なのか、価値のある支出なのか、その違いが見えてこないと話が進まない。
数字に表れない部分って、価値観の違いだと思う。
「これでいい」「これが必要」「これを削っても生活できるか?」
毎回このやり取りが無駄な支出と感じることもあるけど、本当に無駄なのかは、後になって振り返らないとわからないこともある。
家計管理をしていくうちに気づいたのは、家族とのやり取りがかなりしんどいということ。
「これ買わない?」と言われると、どうしても「これ買ってもいいのかな?」って考えてしまう。
無駄にしたくないし、でも家族が必要だと思うものは大事にしたい。
そのバランスを取るのが難しい。
そして、今後もやらなきゃいけないことは、引っ越し後の一時的なリボ払いの返済。
生活が安定してくるまではどうしても一時的な負担が出てきてしまうから、
それをどうクリアしていくかが、次の目標でもある。
結局、家計管理は数字だけの問題じゃない。
その裏にあるのは、家族の生活スタイルや価値観が大きく関わっている。
ただ数字を並べるだけじゃ、理解できない部分がたくさんあるんだな、と思う。
──副業向いてない男